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本日の日記

横銭先生は健在でした
坂東先生も健在でした
松崎先生と桝本先生は会っていません
栗原先生はいつも通りでした(笑)

さて、今日の日記に参ります
今日だけでこのブログ三回目の新記事です
というのも昨日風鈴から「冬季が活躍する話をかけ」言われたからです
もともと書いていたやつなんでそこまで難産でもありませんでしたね
あれは超の付く不定期更新なんで気長に待つか忘れてください

日常生活面で行くと、久々の9:00起床となりました
一応今日は休みなんでね
起きてからは艦これと俺タワーとブログ
ゆっくりとした一日でした
明日は祝日ですが正規講義が始まるので平日です
誰が何と言おうとね・・・

今日はこんなもんです
これからバイトがんばってきます(休みって何だろう)

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始まり

 例年よりも今年の五月は寒いとからか、住宅地の帰りを行くサラリーマンも、どこかの帰りを急ぐ女の人も、学生もニートもみんなまだこの時期としては厚めの衣服を着ていた。
 もうとっぷりと日は暮れて、街灯は闇が無いようにと光を放つ。
 空を見上げれば星が・・・と言いたいところだが、あいにくと都会の中じゃほとんど見えない。
 そして、自分は悠長に周りや空を見るなんてそんな余裕はなかった。
 必死に走ったから汗は全身から吹き出し、それを吸ったシャツが邪魔なくらいべったりと張り付く。
 息は切れ切れとなり、肺は痛い。
 こんなことになるんだったらもう少し普段から運動しておくんだったと後悔する。
「あっ!」
 なににつまずいたのか、無様に転ぶ。
 だが、アドレナリンが出ているからか、別に熱く感じるだけで痛みはない。
 だけど、もう体は限界らしい。
 立ち上がろうにも立ち上がれない。
 背後から犬のような「ハッハッハッ」という複数の息遣いが聞こえてきた。
 一気に背中から嫌な汗が噴き出す。
 犬というか、獣は嫌いじゃない。むしろ大好きな方だが、あれは違う。
「よく逃げるやつだ」
 追いかけてきたそいつは、ゆっくりとした低い声でそう言ってきた。
 銀色の毛並みに強そうな牙。
 そして目は三つあり、尻尾の先は冷たさを感じさせるような青い炎がついていた。
 『幻』、この世界にはいない、他世界からの侵入者。
「最初は油ぎっといかもしれんと思っていたが、案外肉の引き締まりもあり食い応えがありそうだな・・」
 じゅるりと涎をすする音が聞こえる。
「ひっひっ!!!」
 後ろを見ないで必死に腕を伸ばし、何とか『幻』から逃げようとあがく。
 だが、ずぶっという感触が自分の右ふくらはぎに走った。
「ぎゃあああああああああああああ!!」
 痛い、痛い、痛い、熱い!!
 あまりの痛さに左足で右足に食いついてるそいつを反射的に蹴り飛ばした。
 キャンという悲鳴と、蹴り飛ばしたという確かな感触。
 逃げようと思ったが右足が鉛のように重く、動かせない。
 恐る恐る姿勢をうつ伏せから仰向けに変え、噛まれた足を見る。
 まだかまれただけだったらしく、しっかりと足は残っていた。
 ただし、どくどくと血液が流れている。
「結構効いたぞ・・お前の蹴り」
 化け犬は目を怒らせ、口からは自分の血なのか、はたまた蹴った時に切れたのか血がしたたり落ちていた。
 その姿をみて、逃げなきゃとかそういう考えは全部が真っ白に無くなった。
 未知の者に襲われている。
 いや、もう俺はこいつに食われてしまう。
 そう思ったのか、もう力が入らない。
 もっと家族サービスとかしてあげればよかった。
 飛び掛かってくる化け犬をただ見ながら後悔した。
 その時だった。
 赤く、とても熱そうな火炎弾が背後から飛び出したのは。
 それは化け犬に命中し、火だるまにした。
「すいません、大丈夫・・・ではありませんね」
 いきなり男子制服をきた少年が現れた。
 俺を見るなりそう言ってきた。
「お前は・・」
「静かにしていてください。すぐ終わらせますから」
 その視線は俺ではなく、化け犬に向けられる。
 灼熱の炎の中、あの化け犬は立ち上がろうとしていた。
「火に耐性があるみたいですが・・・」
 右手を化け犬に向ける。
「まあ、これなら耐えれないでしょう」
 言うと同時に何発もの火炎弾が少年から放たれ、化け犬は断末魔を上げた。
 残ったのは高温の為白くなった地面と黒焦げの死体。
「お、お前は・・・?」
「遅くなりましたが幻殺士です。あなたの救助に来ました」
 たんたんと話す少年。
 俺は感謝よりも先に、
「もっと早く助けに来いよ・・・」
 文句を先に言った。
 
 

なんかリクエストがあったから書き始めたシリーズ
当たり前だが、超不定期更新
迷子になって終わる可能性も極大
文章構成とかへたくそ
それでもいいなら読めばいいんじゃないかな



<登場人物>
◎二宮 冬季(ニノミヤ トウキ)・・・高校二年生、基本口調は敬語。虫が苦手
一之瀬 和哉(イチノセ カズヤ)・・・高校二年生。苦手なものは特にない



<用語集>
幻殺士(ゲンサツシ)・・・人非ざる力を持ち、基本的にこの世界出身の者を示す。
幻(マボロシ)・・・この世非ざる容姿、力を持つ別世界から来たものの総称。害をなすものは幻殺士に遮断される。
プロフィール

結城史進

Author:結城史進
結城 史進(ゆうき ししん)
大学生から社会人に変身した。
最近は仕事をする傍らで帰ってからSS書いたりするのが趣味。
合同誌に少しながら参加していったりしてます。

最近の参加/頒布作品

ケッコン記念日合同
石鹸おいしい合同オーバードーズ
だらしない私生活合同

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