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2-3

「誰?」

私が部屋に入ると同時にいきなり警戒心まるだしの声が飛んできました。
無理もありません。
彼女の家族は音信不通。
そして、ここに来るのは特別な看護師かお医者様だけ。
いきなり見も知らぬ男が来るなんてありえませんからね。

「始めまして。私、二宮冬季と申します。職業は高校生と幻殺士です」

とりあえず、丁寧に自己紹介。
これで少しは安心してもらえるでしょうかと思ったら大間違いでした。

「幻殺士・・・なるほど。私を殺しに来たということね?」
「いえ、そうではなく」

いきなりとんでもない誤解炸裂です。

「いいのいいの。どうせ、自分の能力を制御できないんだから、そろそろかなーって思っていたんだし」
「えっと、その・・・」
「はい、どうぞ。一思いにやっちゃって」
「あの、すいません。ちょっと冷静になっていただいてもよろしいですか?私は別にあなたを遮断・・・いえ、殺しに来たわけではないのです」
「え・・・?」

心の底から驚いたようにポカンとした顔をしました。

「私はあなたを治療・・・とはちょっと違いますね。普通の生活に戻れるようにしに来たのです」
「・・・嘘」

まったく信じていない目で見られました。
まあ、当たり前ですよね・・・。

「いえ、嘘ではありません」
「幻殺士って、幻と判断したモノを全て殺すんじゃないの?」
「それは俗説ですね。幻殺士は非常に細かい規定とかありまして、そんないつも殺したりとかするんじゃないんですよ」
「は、はあ・・・」
「あ、信じていませんね?」
「そんな急に現れて、幻殺士が『あなたを治しに来ました』って言われても信じられないって」
「まあ、そうですよね」

財布から一枚の護符を出しました。
いや、カードという方が合っているでしょうか。

「これ、お渡しします」
「うわ、なにこれ・・・」

露骨に顔をしかめられました。
いっぱい漢字とか書いてありますからね。
怖いというか、不気味ですよね。
お経っぽいのがめっちゃかかれていたものを渡されればね。
ですが、これは重要なものなんです。

「これはですね…」

と、説明しようと思ったその時、突然、彼女のベッドのそばに置いてある花瓶が発火しました。。
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プロフィール

結城

Author:結城
結城 史進(ゆうき ししん)
大学生から社会人に変身した。
最近は仕事をする傍らで帰ってからSS書いたりするのが趣味。
合同誌に少しながら参加していったりしてます。

最近の参加/発表作品
C90 
清霜合同(主催:kogasana様)
砲雷撃戦!よーい!合同演習四戦目 
こんにゃく合同(主催:せのん様)
坂之上鎮守府の一日~榛名、頑張ります!~
C91
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